花ちゃん
「会計や簿記が大の苦手で、確定申告シーズンはいつも憂鬱…」
だったんですが、青色申告を何度も経験するうちに大好きになりました。
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どうも、スゴイ確定申告.bizの花ちゃんです。あまりの寒さに仕事中にレインコートの下を履いてます…室内です。暖かい！
フリーランスをはじめとした「働き方の多様性」にあわせた税制改革が進んでますね。2020年より、確定申告の電子申告e-Taxで青色申告すると控除額が10万円増額することが決まったそうです。われわれ自営業・個人事業主としては見落とせない話題なのでピックアップ。
青色申告、電子なら控除10万円増 20年１月から
政府・与党は2020年１月から、自営業者や個人事業主が紙ではなく電子申告を利用した場合に、控除の金額を10万円増やすと決めた。会社員にとっての給与所得控除にあたる「青色申告特別控除」を対象にする。
出典：日本経済新聞より
今回の税制改革では自営業の基礎控除も変わる
今回の税制改革案で自営業の確定申告で控除に関わる変化はざっくり以下の通り
- e-Taxを使って電子申告すれば控除額が10万円アップ
- 自営業者向けの基礎控除が10万円アップ
- 青色申告特別控除額は65万円から55万円にダウン
ん〜、ややこしいですね、上がったり下がったり。笑
自営業者は電子申告すると今より所得税の税負担が軽減されます！
現在は青色申告特別控除額（以下、青色控除額）は65万円です。これが2020年以降55万円にダウンするのは皆さん共通。
2020年以降、電子申告をしない場合
青色控除額55万円＋自営業者向け基礎控除10万円＝65万円の控除（つまり今までと同じ）
2020年以降、電子申告をする場合
青色控除額55万円＋自営業者向け基礎控除10万円＋e-Taxによる控除10万円＝75万円の控除
という計算になり、このまま税制改正され、e-Taxを活用すれば10万円も控除額が上乗せされることになります。
※僕が現時点で把握してる情報をもとに計算してます。もし間違ってたらご指摘下さい！！
（e-Taxはシステムがヒドイからなぁ…）←心の声
e-Taxは開発に税金500億円以上かかってるとか言われてる、オンラインで確定申告が完了する、とても素晴らしいシステムなんです…。
……、いや、e-Taxって全然イケてないんですよ、ほんと。僕も使おうかと思ったけどアホらしくてやめました。
専用のカードリーダーを買わないと行けないし、役所にいって電子証明書を取得しないといけないし、とにかく面倒くさい。そして、システムの使い勝手の評判もすこぶる悪い。
e-Taxのここがヒドイ「iPhone非対応だからね。メーカーは読み取り機能がついた（iPhone以外の）スマホ普及させてね」
マイナンバーカードの読み取り機能があるスマホは十数機種。米アップルのｉＰｈｏｎｅは対応していない。マイナンバーカードも普及率は10％にも満たない。国税庁や総務省はカード読み取りができるスマホの普及をメーカーに求めていく。
出典：日本経済新聞より
iPhoneには（e-Taxで必須の）マイナンバーの読み取り機能がついてないそうです。そして国税庁は、日本で一番普及しているiPhoneのことは無視して、「メーカーは読み取り対応した端末をもっと頑張って売ってね」と言ってる状況…。ガラパゴス感すごいですね…。
Appleに頑張ってもらって、2020年までにマイナンバーの読み取り機能を（できればアプリとかで）実装してほしいものです。
まとめ
フリーランスによる働き方改革っていうとデザイナーとかエンジニアだけの話みたいですが、ラーメン屋さんでも雑貨屋さんでも、ようするに自営業・個人事業主の人に関係してくることの多い税制改革です。
税金のことって知らなくても死にはしないんですが、知らない人だけが損をする仕組みが多いです。自営業の人は情報を得るようアンテナを張っておきましょう。
